フランスは長年、高等教育機関の国際化を進めていて、現在世界第3位の学生受入国です。
フランスには、大学は約80校ありますが、そのほとんどは国立大学。EU諸国間ではシステムの統一化が図られていて、学生の学業履歴がヨーロッパ基準で評価されるという仕組になっています。そのため、特にEU諸国からの学生が多いです。
古い伝統校であるパリ大学は、分野ごとに第1大学から第13大学まであり、フランスの全学生の30%を占めるマンモス校です。日本からの正規進学生も多数在籍しています。
フランスの高校や大学に正規に進学するためには、まず授業についていけるだけのフランス語力が必要。大学入学を希望する場合、DELF・DALFと呼ばれる(英語のTOEFLのような)専門の語学試験で一定の成績を満たす必要があります。
多くの進学希望者は国内でのフランス語研修からスタートしDELF・DALFを目指します。早ければ1年程度で現地スクールへの進学までこぎつけられるでしょう。
フランスの大学付属語学学校もありますが、こちらを経由するとまた違う選別試験を受けることになります。